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新潟県の天然ガス概要
新潟県の天然ガスは、国内年間生産量の約76%(約20億㎥=2018年度)を産出しており、全国第1位を誇っており、産出地域は以下のとおりです。
① 長 岡 市(南長岡ガス田)
② 小千谷市(片貝ガス田)
③ 新 潟 市(岩船沖ガス田)
④ 新 潟 市(東新潟ガス田)
⑤ 柏 崎 市(吉井ガス田)
⑥ 新 潟 市(中条ガス田)
⑦ 新 潟 市(西蒲原ガス田)
⑧ 柏 崎 市(東柏崎ガス田)
新潟県で産出される天然ガスは地下深層部の鉱物の空隙内に賦存する構造性天然ガスと、地下浅層部の「かん水」に溶解している水溶性天然ガスがあります。現在産出されている天然ガスは構造性が主体となっています。
なお、水溶性天然ガスが溶解している「かん水」からは、ヨウ素を生産することができます。このヨウ素を経済的に採取できる地域は世界でも限られており、日本とチリがヨウ素生産量の殆どを占めています。日本では全体の約35%(9,450t)を生産しており、新潟県でもこの生産量の一部を担っています。